日本人のための「使える」リーダーシップの本
- ktakahas
- 2021年3月22日
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リーダーシップはアメリカから持ち込まれたアイデアである。わが国の土壌では、自生しにくいものだと思う。だからこれまで、大学や講演会などで、経営学や心理学をベースにしてリーダーシップを教えるときには、専門家と呼ばれる人たちが、輸入専門の総合商社的な役割を担ってきた。勉強熱心なものだから、アメリカの学説をバーゲンセールするくらいたくさん仕入れている。
だけど、どうもしっくりこない。アメリカの考え方をそのまま受け売りするのではなく、日本流にリーダーシップをとらえ直したものはないものか。そんな意図から書かれているのがこの本である。
リーダーシップとは、目標の達成にむけて、集団の活動の照準を合わせ、他者に影響力を発揮すること
つまり、①目標への志向性、②集団活動の照準合わせ、③影響力の発揮の3つが大事だ。

社会は変化する。組織も変化する。新しい時代を創り上げていくためには、多様なリーダーシップが欠かせない。前例やこれまでの常識にとらわれない発想が要る。そして、リーダーシップが、組織のあらゆるレベルで必要だ。
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